● 難病(特定疾患)
「難病」とは、医学的に明確ではなく名称ではありません。
難病であるか否かは、その時代の医療水準や社会事情に
よって変化します。
例えば、かつて日本人の生活が貧しかった時代には、赤痢
コレラ、結核などの伝染病は「不治の病」でした。その当時
は有効な治療法もなく、多くの人命が奪われたという点で、
これらの疾病はまぎれもなく難病でした。しかし、その後日本
人の生活が豊かになり、公衆衛生の向上、医学の進歩および
保健・医療の充実と共に、これらの伝染病は、治療法が確立
され不治の病ではなくなりました。しかし、治療がむずかしく、
慢性の経過をたどる疾病もいまだ存在し、このような疾病を
難病と呼んでいます。
・・・・・・財)難病医学研究財団 HPより
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現在123疾患が 国の難治克服研究事業として指定されており その内
45疾患が特定疾患治療研究事業の対象疾患に該当され 医療費の助成
制度をおこなっております。
■ 123の疾患・・・難病指定
■ 45特定疾患治療研究事業
また、123の難病とはべつに高齢者に多い疾病16種を特定疾病と指定し
40歳〜65歳未満の医療保険加入者(第2被保険者)が 要介護・支援
状態となった場合にかぎり介護保険を利用できるにしている。
要介護状態等が 6ヶ月以上見込まれ 継続して介護を要する場合。
1 筋萎縮性側索硬化症 (ALS) きんいしゅくせいそくさくこうかしょう
2 後縦靭帯骨化症 こうじゅうじんたいこつかしょう
3 骨折をともなう 骨粗症鬆症 こつそしょうしょう
4 シャイ・レーガー症候群
5 脊髄小脳変性症 せきずいしょうのうへんせいしょう
6 脊柱管狭窄症 せきちゅうかんきょうしゃくしょう
7 早老症 そうろうしょう
8 糖尿病 とうにょうびょう
9 脳血管疾患 のうけっかんしっかん
10 パーキンソン病
11 閉塞性動脈硬化症 へいそくせいどうみゃくこうかしょう
12 悪性関節リウマチ あくせいかんせつりうまち
13 慢性閉塞性肺疾患 まんせいへいそくせいはいしっかん
14 変形性関節症 へんけいしょうかんせつしょう
15 認知症 にんちしょう
16 癌・・・末期